シンガポール就労ビザ
外国人就労者に求められる条件 - 主要ビザの種類と取得要件を解説
シンガポールで働くためには、就労ビザ(就労許可書)の取得が必要です。2023年以降、制度の見直しが進み、外国人にとってはより厳格な審査基準が導入されています。ここでは、主要なビザの種類とその特徴をご紹介します。
Employment Pass(EP)
高度人材向けの就労ビザで、主に専門職や管理職が対象です。
取得条件:
最低月収:SGD 5,600〜(金融業界はSGD 6,200〜)
学歴・職歴・年齢により審査基準が異なる
COMPASS制度(2023年9月導入):
ポイント制評価システム
個人の給与・学歴に加え、企業の多様性やローカル雇用率も評価対象
取得難易度:年々上昇傾向にあり、高スキル人材が優遇される傾向
詳細:MOM公式サイト - Employment Pass
S Pass(Sパス)
中技能人材向けの就労ビザで、EPよりも取得条件が緩やかです。
最低月収:SGD 3,000〜(金融業界はSGD 3,500〜)
年齢に応じて必要給与額が変動
企業ごとの発給枠:ローカル社員数に応じて制限あり
取得難易度:EPよりは低いが、企業側の枠制限がネックになることも
Dependant’s Pass(DP)
EP保持者の配偶者や子ども向けの帯同ビザです。
就労には別途許可が必要:
DP保持者が働くには、Work Permit(WP)などの就労許可を取得する必要があります。
企業の採用枠制限:Sパス同様、ローカル社員数により制限あり
ビザ申請にかかる時間
通常2〜4週間程度で審査結果が通知されます。
オンライン申請が主流で、企業が代理で申請するケースが一般的です。
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