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シンガポールの生活

日本人にとって住みやすい都市、整ったインフラと安心の生活環境

シンガポールは、治安の良さ、清潔な街並み、整備されたインフラにより、日本人にとって非常に住みやすい都市として知られています。2025年現在、約3万人以上の日本人が在住しており、日本語対応のサービスや施設も充実しています。

日本人向けサービスが充実

シンガポールには、和食レストラン、日本語対応の病院、美容室、学習塾などが数多く存在し、初めての海外生活でも安心して暮らせる環境が整っています。特にオーチャードやタンジョン・パガー、クレメンティといったエリアでは、日本語が通じる店舗や施設も多く、日本人コミュニティも活発です。

英語が通じる多言語社会

公用語は英語・中国語・マレー語・タミル語ですが、ビジネスや日常生活では英語が主に使われており、日本人でも比較的適応しやすい環境です。英語が苦手でも、日本語対応の医療機関や教育機関が充実しているため、安心して生活できます

シンガポールの住居

高水準の生活環境と高額な家賃

シンガポールは、アジア諸国の中でも特に生活費が高い国のひとつとして知られています。物価の高さは東南アジア諸国の中でも群を抜いていますが、その一方で治安の良さやインフラの整備状況は非常に優れており、初めて海外で生活する方にとっても安心して暮らせる環境が整っています。

住居スタイルと費用感

住居費は、他の東南アジア諸国と比較しても高額です。現地では、コンドミニアムや公営住宅(HDB)をシェアして住むスタイルが一般的です。どちらのタイプでも、家具付き物件が多く、すぐに生活を始められる点が魅力です。

  • シンガポール国民の約9割がHDBに居住しており、外国人もシェアという形で居住可能です。

  • コンドミニアムは、屋外プールやジム、テニスコートなどの共用施設が充実しており、快適な住環境が魅力です。

  • HDB(公営住宅)にはこうした施設はありませんが、家賃は比較的抑えられています。

契約時の注意点

  • 家賃に加えて1ヶ月分のデポジット(敷金)が必要。

  • 不動産エージェントを利用する場合、月額家賃の半額程度の手数料が発生。

  • 家具の有無、キッチンの使用可否、宗教上の制約などの確認が重要です。

家賃相場(2025年5月時点、1SGD ≒ 110円換算)

コンドミニアムのシェア家賃(1SGD=約110円換算)

  • マスタールーム:SGD 1,500〜2,800(約165,000〜308,000円)

  • コモンルーム:SGD 1,000〜2,000(約110,000〜220,000円)

  • 光熱費(PUB):SGD 50〜100(約5,500〜11,000円)

公営住宅(HDB)のシェア家賃

  • マスタールーム:SGD 1,000〜2,200(約110,000〜242,000円)

  • コモンルーム:SGD 800〜1,800(約88,000〜198,000円)

  • 光熱費(PUB):SGD 50〜100(約5,500〜11,000円)

  • ※HDBの家賃はコンドミニアムより20〜30%安い傾向があります

シンガポールの交通事情

整備されたインフラと多様な移動手段

シンガポールは、東南アジアの中でも特に交通インフラが整備された国のひとつです。都市全体がコンパクトにまとまっており、主要なエリアへは公共交通機関を利用してスムーズにアクセスすることができます。

市民や外国人居住者の主な移動手段は、鉄道(MRT)、路線バス、タクシーの3つです。

1.鉄道(MRT)

鉄道網はシンガポール全土をカバーしており、通勤・通学・観光などあらゆる場面で利用されています。主要なビジネス街や住宅地、観光地はほぼすべて鉄道でアクセス可能です。運賃は距離に応じて変動し、ICカードを利用すればおおよそSGD 1〜2程度(約110〜220円)で利用できます。

2.路線バス

バスも非常に発達しており、鉄道がカバーしきれない地域を補完する形で運行されています。運賃は距離に応じてSGD 1〜2.5(約110〜275円)程度で、2階建てバスも多く、観光にも便利です。

3.タクシーと配車サービス

タクシーはメーター制で、初乗り料金はSGD 3.8(約420円)から。時間帯やエリアによって追加料金が発生することもありますが、日本と比べると比較的リーズナブルです。

また、スマートフォンを使った配車サービスも広く普及しており、簡単に車を手配することが可能です。

ICカードと乗り換え

ICカードや非接触型決済に対応した交通システムが整備されており、鉄道とバスの乗り換えもスムーズに行えます。一定期間乗り放題のパスも提供されており、短期滞在者にも便利です。

交通の快適性

交通渋滞は一部の時間帯を除けば比較的少なく、公共交通機関の定時性も高いため、日常生活において大きなストレスを感じることは少ないでしょう。

シンガポールの食事/レストラン

多民族国家が育む豊かな味わい

シンガポールは、多民族国家ならではの多彩な食文化が魅力のひとつです。中華系、マレー系、インド系をはじめとするさまざまな民族の食文化が融合し、街中にはバラエティ豊かな料理があふれています

日常の食事は屋台街で

日常的な食事の場として親しまれているのが、屋台街(ホーカーセンター)です。ここでは、各国のローカルフードを手頃な価格で楽しむことができ、1食あたりの価格はおおよそSGD 3〜6(約330〜660円)と、外食が日常的なシンガポールにおいて非常にコストパフォーマンスの高い選択肢となっています。

多国籍な外食文化

一方で、日本食や西洋料理を提供するレストランやカフェも数多く存在し、特にビジネス街やショッピングモールでは高品質な料理が提供されています。日本食レストランでのランチはSGD 15〜30(約1,650〜3,300円)程度が相場で、定食や麺類、寿司などが人気です。

カフェ文化と食の多様性

カフェ文化も根付いており、地元発のカフェから海外スタイルの店舗まで幅広く展開しています。コーヒー1杯の価格はSGD 5〜8(約550〜880円)程度で、ゆったりとした時間を過ごす場所としても利用されています。

シンガポールの医療/病院

高水準の医療と民間保険による安心サポート

シンガポールは、アジアでもトップクラスの医療水準を誇る国のひとつです。世界的な医療ランキングでも常に上位に位置し、最新の医療設備と高度な専門医療が整備されています。英語が公用語であるため、外国人にとっても比較的利用しやすい医療環境が整っています。

​医療制度の特徴

シンガポールでは、まず一般開業医(GP)を受診し、必要に応じて専門医や総合病院に紹介される段階的なシステムが採用されています。これは日本の「かかりつけ医」制度に近い仕組みであり、初診からいきなり専門医にかかることは一般的ではありません。

医療機関は大きく分けて公立病院と私立病院があり、私立病院の方が待ち時間が短く、サービスも充実していますが、費用は公立の2〜3倍に上ることもあります。

医療費の目安

  • 一般開業医の診察料:SGD 50〜60(約5,500〜6,600円)

  • 私立の専門医の初診料:SGD 200(約22,000円)

  • 入院費用(1泊・簡単な手術含む):

    • 公立病院:SGD 2,000(約22万円)

    • 私立病院:SGD 5,000(約55万円)

保険制度と外国人の対応

外国人はシンガポールの公的医療保険制度(CPFやMediSaveなど)には加入できません。そのため、企業が提供する民間医療保険に加入するのが一般的です。保険の内容によっては、キャッシュレスでの診療や入院が可能な場合もあります。

医療機関を受診する際には、保険証の提示に加えて、パスポートや就労ビザなどの身分証明書の持参が必要です。

言語対応と安心感

日本語対応の医療機関も複数存在しており、言語の壁を感じることなく安心して受診できる環境が整っています。日本で処方されている薬に対応している場合もあり、長期滞在者や家族連れにも安心と言えるでしょう。

シンガポールの教育/学校

シンガポールの教育機関別 年間授業料比較

SGD = シンガポールドル / 1SGD=約110円 (2025年5月現在)

学校の種類

年間授業料 SGD

年間授業料 JPY

インターナショナルスクール

SGD 12,000

約1,320,000円

日本人学校

SGD 5,500

約605,000円

ローカルスクール

SGD 4,500

約495,000円

補足情報

  • 上記の授業料に加えて、入学金や施設使用料などの追加費用が必要となる場合があります。

  • ローカルスクール(公立校)には入学優先順位制度があり、シンガポール国籍保持者 → 永住権保持者 → 外国人の順で入学が認められます。​

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