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【記事】企業のCulture, Diversity & Inclusionについて

​"Culture, Diversity & Inclusion"―「選ばれる会社」

になるために必要なこととして、ここ数年注目されているこのワードですが、皆さまにご質問です。

1)聞きなじみがある
2)聞いたことがない

"Culture"は企業の風土や文化。"Diversity"は「多様性」、"Inclusion"は「受容」と一般的には訳されますが、企業における"Diversity & Inclusion"とは、性別や年齢、国籍、文化、価値観など、さまざまなバックグランド持つ多様な人材を受け入れ、その内面・外面の属性にかかわらず、それぞれの視点を尊重し認め合い、良いところを活かしていくことを意味します。

近年はグローバル化や顧客ニーズの多様化といった市場変化に対応するため、"Diversity & Inclusion"を 経営戦略の一つと位置づけて、取り組まれる企業様が増えております。

多様で包括的な職場がもたらすメリットとして以下の点が挙げられます。
より高い収益成長
イノベーションの創出が期待できる
多様な人材を採用する能力が高まる
従業員の定着率アップ

​チームメンバーの異なる視点、多様な発想やアイデアを尊重することで、新たな価値の創造や事業強化につながり、またその結果、従業員からより深い信頼とコミットメントを得ることができるのです。

では、先の質問で1)を選択された方、御社での取り組み状況はいかがでしょうか。
A)すでに取り組んでいる
B)まさに話し合いの段階
C)今年のTO DOリストの中に入っている

​弊社では、昨年より"Culture, Diversity & Inclusion TEAM"が発足し、手始めに、この取り組みそのものへの理解を深めるため、異なる部署から集まった6人のチームメンバーでの顔合わせ、ランチミーティングを設け、現状の把握や取り組みたい内容のリスト化をしました。先日は社員全員の価値観を可視化するべくサーベイを行ったところで、弊社は現在B) の段階となります。

これまで会話の中で1トピックとして、カルチャーや多様性などについて話すことはあったものの、会社に落とし込んで取り組むということは初めてで、また今回構成されたチームは入社2年以内のメンバーが多かったこともあり、他社から入ってきた彼らからみる自社のイメージは、非常に新鮮で興味深く、同時に偏りと今の時代におけるダイナミックスさにおいてまだまだ改善できる点があることを突き付けられました。

皆さまの会社を振り返ると、現状はいかがでしょうか。

"文化" 一つとっても奥が深く、和気あいあいとした雰囲気という定義だけではなく、意見が交換しやすくアイデアを生み出しやすい、互いを刺激しつつ尊重できる、どのポジションにおいても学びがあり成長ができるか等、どのような企業文化・環境を形成したいのかも考える必要があります。

そして、“多様性”を受け入れただけでは、新たな偏りが生まれ、結果何も実現しないループに陥る可能性も十分にあります。
「異能な人材が集まるからこそ、チームが成長できる」というマインドセットをマネジメントが持っているのかも問われてくるのではないでしょうか。

さらには、こうした変化を受け入れられる会社でないと、今後“選ばれる会社”にはなれなくなるかも知れません。
様々な企業で謳われ始めているこのテーマ。実際、求職者から聞かれる項目の一つであるのも事実です。
お互いをリスペクトをしつつ、各人に合わせた配慮をする。とても奥の深いテーマです。

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