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【記事】シンガポール雇用基礎 (シンガポール日本商工会議所と合同セミナー)

6月度会員講演会 シンガポール日本商工会議所主催
「シンガポール雇用における基礎知識」セミナーにて講演しました

6月11日に開催されたシンガポール日本商工会議所主催の「シンガポール雇用における基礎知識」セミナーにて弊社代表のイルマスと松本が講師としてお話させていただきました。今回のセミナーは、200名以上の方にご参加いただき、皆さまにとって充実した内容・構成となっていたことと存じます。

テーマ:
シンガポールの雇用における基礎知識をご案内
対象者:
●着任予定・着任したばかりの人事部門の方
●今後駐在員を受け入れる、あるいは現地採用しようとしている方
●再度採用手続きに関しての知識を確認されたい方

内容:

1. シンガポール労働市場
2. 外国人雇用の動向
3. 教育文化・日本への関心
4. 雇用条件
5. 採用
6. 就労ビザ

★本記事では、それぞれの内容を一部抜粋してご紹介します。
1. シンガポール労働市場
現在は、前例のない危機(COVID-19)に向けての対策
①賃金以外のコスト削減および超過人員の管理
②事業および従業員体系の変化を推進
③全従業員の賃金に関する勧告
④責任ある解雇

2. 外国人雇用の動向
シンガポールにおける外国人雇用規制
①Singaporean Core
②Fair Consideration Framework (FCF)MyCareersFuture.sg(旧Jobs Bank)使用の義務付け  
 月額給与 S$20,000未満のポジションが対象  *2020年5月改定($15,000からアップ)
③Watch-List

3. 教育文化・日本への関心
●メリトクラシー:シンガポールの教育文化は、能力主義
●エンゲージメント:就業の価値観は企業と対等であり、会社のビジョンに対し、貢献しようとする意欲
●日系企業での就労への関心:雇用の安定性やサービス、ブランドイメージなどには関心があるものの、給与や昇進などに関しての懸念点もある

4. 雇用条件
●Employment Act(雇用法)等で保障されている条件
●雇用契約書に記載がない場合も、最低限の条件が保障される
●2020年3月のNWC勧告を受け、解雇や減給に関して変更あり
・解雇は最後の手段であり、それまでに可能な代替手段をすべて検討すること
・やむを得ない解雇については、MOMへの通達が必須

5. 採用
採用の準備:雇用対象の明確化、レポートラインの確認、最終意思決定者の確認
求人票(Job description)の内容
英文履歴書(English CV)の見方
COVID-19をきっかけにオンライン面接を導入する企業が増加
・ オンライン面接の工夫【面接環境】:事前準備とトラブル時のバックアップを準備しておく、通信環境への配慮
・ オンライン面接の工夫【伝え方】:動画、プレゼン資料なども活用し、十分に情報提供
・ オンライン面接の工夫【見極め方】:質問の準備、面接官の人数や面接回数を増やすなど、見極めの精度を高める取り組みをおこなう

6. 就労ビザ
①Work Passの種類
②Work Pass の現状
・ FCF (Fair Consideration Framework)による外国人就労規制強化
・ MyCareersFuture Singapore(旧JobsBank) *求人情報を14日間 掲載する必要あり
③申請必要書類/情報
・ 雇用主:会社情報 (登記番号、ライセンス#等)、月給 (基本給+固定手当) 、ポジションタイトル
・ 本人:パスポートコピー、最終学歴英文卒業証明書、その他 学歴・職歴・給料等の詳細
④申請、結果、働きだすまでのスケジュール
・ MOMの発表では、EPオンラインにて就労ビザの申請が完了後、結果が出るまでは約3週間要する
・ 現在はCOVID-19の影響から、国外在住者の就労ビザはリジェクトになる可能性あり。
・ ビザ承認後のIn Principal Approval Letter(IPA)の有効期間は自動延長あり

上記内容に関するご質問・お問合せは、singapore@jac-recruitment.sg までご連絡ください。