シンガポール基本情報

4人に1人が外国人であるシンガポールはとても国際色が豊かな国です。その中で多様な文化や人種が共存して生活しています。また、非常に治安がよく、日本の物もほとんど手に入るため、海外で生活する際のストレスを感じることが少ないと言われる国です。

国名(日本語) シンガポール
面積 716.1平方キロメートル(東京 23 区をやや上回る規模)
人口 約 547万人(2014 年) 日本人約 3 万 1 千人(2013年外務省HPより)
日系企業 約 2,000 社
国際競争力ランキング 2位/ 144ヶ国&地域中(2014年) *日本6位(世界経済フォーラムより**)

** World Economic Forum, The Global Competitiveness Report 2014-2015

気候

年間を通して気温差がなく平均気温は 27℃前後。日中は 30℃を超します。
11 月~2 月にスコールが多い雨季となります。

言語

公用語は英語、中国語(北京語)、マレー語、タミール語。ビジネスではほぼ 100%英語が使われていますが、巷で言われる「シングリッシュ」であり、独特のイントネーションを持ちます。

日本とのアクセス

日本とシンガポール間は直行便が数多く運行しています。東京-シンガポール直行便の所要時間は6時間半~7時間半。金曜日の深夜便を使えば土日を使って帰国することも可能です。

住居

シンガポールでは、現地採用の単身者はコンドミニアムもしくはHDBと呼ばれる公営住宅の部屋の一室を間借り(ルームシェア)して住むのが一般的です。間借りといってもシャワーとトイレが個別についている部屋(マスタールーム)もあるので、共有に抵抗がある方はそちらを選ぶこともできます。ルームシェアのメリットとしては、困ったときに助け合えること、また日本人以外と住む場合には、語学の上達や、家の中で国際交流ができる点が挙げられます。部屋探しは、不動産エージェント、フリーペーパー、ウェブサイトで探すのが一般的です。

〈コンドミニアム〉

大型マンションです。屋外プールやジム、テニスコートなどが併設されており、一部屋が大きく快適。最近ではリゾートホテルをイメージして建設されたものもあり、おしゃれな造りです。

クーラー、冷蔵庫、洗濯機、ベッド、ソファ、テレビなど生活に必要な家具が付いていることが多いです。

【ユニットで借りる場合の目安】S$3,000 ~ 10,000

【間借り(ルームシェア)で借りる場合の一部屋の値段の目安】

マスタールーム(部屋にシャワー&トイレ付): S$1,200 ~ 2,000

コモンルーム(シャワー&トイレは共有):S$1,000 ~ 1,500

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〈公営住宅の間借り (シンガポール国民の 9 割が住む公営団地)〉

HDB と呼ばれる公営住宅。コンドミニアムのようなプール・ジム・テニスコートなどの施設はありませんが、家の作りはほぼ同じとなります。

【ユニットで借りる場合の目安】S$2,500 - S$4,500

【間借り(ルームシェア)で借りる場合の一部屋の値段の目安】

マスタールーム(部屋にシャワー&トイレ付): S$1,000 ~ 1,500

コモンルーム(シャワー&トイレは共有):S$700 ~ 1,200

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〈注意事項〉

  • S$50~100くらいの光熱費(PUBと呼ばれる)が、家賃に含まれている物件と、含まれていない物件があるので要チェック。
  • 入居する際は、先1ヶ月分の家賃+1ヶ月分の保証金(デポジットと呼ばれ、退去時に返金)を支払います。不動産エージェントを利用した場合は、先1ヶ月分の家賃+1ヶ月分の保証金+エージェント代(月家賃の半額~1ヶ月分)がかかります。
  • 家具付きか、料理ができるか(シンガポールは外食が一般的なので、自宅のキッチン使用に制限を設けている家庭もある)、宗教上のルール(例えば、宗教上豚肉を食べない家庭では、豚肉を共用の冷蔵庫に入れることを好ましく思わない家庭もある)はないかなどを確認することも大事です。

物価

シンガポールの生活レベルはアジア諸国の中でも特に高いレベルです。2014年マーサー世界生計費調査-都市ランキングによると、シンガポールは第 4位、アジアで最も物価が高い都市の1つとして上げられています(*東京7位)。 ただ、住居費と教育費が非常に高く、生活していくための費用に関しては高いものから安いものまで多くの選択肢がございます。例えば、バスや電車による郊外-都心間の交通費はS$1~2 程度(90~180 円)、タクシーの初乗り料金はS$3~3.4 程度(270~300円)、ホーカーセンターと呼ばれる大衆食堂での外食はS$3~5 程度(270 円~450円)と、日本と比較しても安価です。

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【現地採用生活例(SGD)】

収入 支出 残高
基本給 3,500
家賃 900
光熱費 (PUB) 100
携帯代 50
食費 700
交通費 100
その他 (交際費) 350
Total 3,500 2,200 1,300

税金

■ 個人所得税

シンガポールでは日本のような源泉徴収はなく、年1回自らその年の所得額を申告し、税務当局にて賦課決定され、その決定額を個人が納付するという形式をとっています。会社勤めの場合、会社が代理で所得額の申告をしてくれる場合が多いです。シンガポールの所得税は 1~12 月の暦年で計算。税率は 0~20%(下記表参照)。3~4月に納税の知らせが届き、申告後2~3ヶ月で納税金額の通知がされ、その後1ヶ月以内に支払います。 http://www.iras.gov.sg

下記の税率は居住者(シンガポールに1年間で183日以上滞在)に対して適応されます。非居住者(183日未満滞在)は一律15%となります。

課税所得(年) 累進税率 税額
最初のS$20,000 0% S$0
次の $10,000 に対して 2.0% S$200
次の $10,000 に対して 3.5% S$350
次の $40,000 に対して 7.0% S$2,800
次の $40,000 に対して 11.5% S$4,600
次の $40,000 に対して 15% S$6,000
次の $40,000 に対して 17% S$6,800
次の $120,000 に対して 18% S$21,600
$320,000 以上に対して 20%

例)課税所得S$65,000の場合

最初のS$20,000は課税S$0、次のS$10,000に課税S$200、次のS$10,000に課税S$350、残りのS$25,000に課税S$1,750となるので、計S$2,300がその年の所得税額となります。

MOMのHPに所得税の計算ツールがありますので、こちらで計算してみることをお勧めします。 http://www.iras.gov.sg/irasHome/page04.aspx?id=282

■ GST(消費税)

シンガポールにはGST(Goods and Services Tax)と呼ばれる消費税があります。税率は7%です。
多くの場合、内税方式で価格に税が含まれて表示されています。

医療・医療保険

シンガポールでは、日本と同じもしくはさらに高水準の医療を受けることが可能です。ただし医療費については、シンガポールには国民健康保険がないため、勤務先の福利厚生による一定額までの医療保障(Medical Benefitと呼ばれる)を利用するか、各自で加入した医療保険を利用することが多いです。
歯科治療に関してはカバーされないことが一般的なので、渡航前や一時帰国時に日本で治療される方も多いです。

医療システムは日本と多少異なり、初期治療を行う一般医と、高度な専門治療を行う専門医に分かれています。一般医がまず診察をし、より高度な検査や治療、手術が必要と判断される場合は専門医を紹介されます。医療費は公立病院と私立病院で異なるほか、シンガポール国民か外国人かでも異なります。

引越し

最小限の荷物だけを持参して、生活物資などは現地で揃えるという方も少なくありません。荷物を業者に頼んで送る場合、日本での引越しと同様に見積り・梱包・引取りという手順を踏みます。運送の際に荷物を航空便と船便に分けます。航空便は引取りから配達まで10日間前後要し、船便では1ヶ月前後を要します。運送の際の必要書類や運送保険への加入などの準備も必要となりますので、詳細は引越し業者にお問合せください。

家族帯同 (ビザの種類や就労可否については、「ビザ(就労許可証)」のページを参照)

月額固定給がS$5,000以上のEP及びSパス保持者は、「配偶者」及び「21歳未満の未婚の子供または養子」に対して、家族帯同許可証(Dependant's Pass、通称DP)を申請することができます。

【教育について】

シンガポールは、国際的な学力調査でも明らかなように、世界でもトップクラスの教育レベルを誇ります。シンガポールでの教育における日本人の選択肢としては、ローカル校、日本人学校(小学部・中学部)、インターナショナルスクールがあります。まずはそれぞれの最新情報を集め、シンガポール在留予定年数、その後の予定、本人の希望、将来の進路、目標とする語学力、日本語力の維持、教育費の負担なども考慮する必要があります。

【学費(目安の金額を表示しております)】

・ローカル校(小学校・中学校・高校)...月額S$500~1,000
・日本人学校(小学部・中学部)...月額S$500~650
・インターナショナルスクール...月額S$1,000~3,000
・幼稚園・保育園...月額S$500~1,500
*日本人学校・インターナショナルスクールは、その他に発生する諸費用(入学金、施設費、通学バス代など)が高い傾向にあります。詳しくは、各学校にお問合せください。

【メイド(家政婦)】

シンガポールでは家事や子育ての手伝いをする住み込みのメイドを雇う文化が浸透しており、5世帯に1人が住み込みメイドを雇っていると言われています。共働きや子育てに忙しい家庭などでは大変助かる存在です。メイドを通いのパートタイムとして雇う場合はS$10~15/hが一般的です。住み込みのメイドの月給相場はS$450~600。また、メイドの雇用者にはメイド税として毎月S$170~265を政府に支払う義務が発生します。その他、初期費用としてメイド斡旋業者への手数料S$1,000~2,000、メイドの医療保険料S$256、人材省(MOM)への保証金S$5,000(雇用終了時に返還されますが、メイドが妊娠・行方不明になった場合は没収)、呼び寄せ・帰国の飛行機代などが必要となります。